特定の音に対して耐え難い嫌悪感を抱く症状。たとえば、唇鳴らし、ズルズルという音立て、咳払い、爪切り、咀嚼音などが特定の音の例である。
「音嫌悪症」や「音恐怖症」と呼ばれる医学的な障害の場合もあり、特定の不快な音を耳にしたときに筋肉の緊張や高心拍数などの「闘争・逃走反応」の症状があらわれる。神経学的な原因、鬱病性や不安障害との関係性もあるとされる。
2014年に南フロリダ大学で行われた大学生を対象した研究では、500人中の約20%がミソフォニアのような症状を呈したという結果があり、程度の差こそあれ、けっして珍しい特性ではないようである。