Autonomous Sensory Meridian Responseの略。聴覚や視覚への刺激によって感じる心地よい感覚や、脳がぞわぞわするような感覚を指す。読み方は「エイエスエムアール」が一般的だが、「アスマー」や「アズマー」と読まれることもある。
ASMRを引き起こす要因をトリガー(trigger)という。聴覚刺激(音)のトリガーとして、雨音、焚き火の音、波の音、川のせせらぎ、野菜をリズミカルに刻む音、肉をジューと焼く音など、視覚刺激(映像)のトリガーとして、料理、マッサージ、カリグラフィー(美しい筆記)、テレビゲームの攻略シーンなどがあり、両者を組み合わせた動画がYoutubeなどで人気となっている。
ASMRという言葉は、ウェブサイト「ASMR University」の設立者であるアメリカ人女性、ジェニファー・アレンが生み出したもの。アレンによれば、autonomous(自律)はきっかけとなる刺激に個人差がある様子を指し、meridian(絶頂・頂点)は「オーガズム」の婉曲表現とされる。