ホーム 生活 音痴の原因は喉? 耳? タイプ別トレーニングで苦手なカラオケを克服しよう

音痴の原因は喉? 耳? タイプ別トレーニングで苦手なカラオケを克服しよう

この記事のサマリー

  • 音痴には「音程音痴」「音域音痴」「リズム音痴」「表現音痴」の4つがある
  • 音痴のタイプ別に有効なトレーニングを行おう
  • 歌のトレーニングは、録音と聴き直しで成長を実感するのが長続きのコツ

目次

長く続くコロナ禍で、「もう何年もカラオケに行ってない……」という方も多いのでは?

筆者もコロナ禍以前には、飲み会後や友人たちと会うときにカラオケを利用することが大変多かったのですが、ここ数年は声を出す機会が減り、ましてや歌を唄うなんてことも皆無です。緊急事態宣言、その後のまん延防止等重点措置も解除になり、急にカラオケに行く機会があったときに恥ずかしい思いをしてしまうのではないかと怖くなりました。

そもそも、音痴は何が原因なのでしょうか? 音がわからない? 自分の声が正しく聞こえていない? 声が出ない? 原因がわかればそこから改善するのが近道かもしれないと思い、調べてみました。

なぜ「歌がうまい」と感じるのか?

人が「歌がうまい」と感じるには、大きく分けると次の要素が関係しています。

  • 音程が合っているか?
  • 音域が広いか?
  • 正しいリズムで唄えているか?
  • 声や歌い方が魅力的か?

歌が苦手と感じる方は、自分はどれが足りていないのかを、一度録音して分析してみるとよいでしょう。

一概に「音痴」といっても、

  1. 音程がとれない「音程音痴
  2. 音域が狭い「音域音痴
  3. リズムがとれない「リズム音痴
  4. 声に表情がない「表現音痴

に分けられます。

人によって原因が複数の場合もありますが、どれかひとつを克服するだけでも歌がグッと上手になることがあります。

音痴のタイプ別トレーニング

1. 音程がとれない「音程音痴」

音程音痴には2つの原因があるといわれています。

いずれも、結果として音程を外してしまうことが共通であり、カラオケの採点などで一番損をしやすい欠点です。

自分の音が外れていることに気付けない

スマホのアプリや楽器を使って、単音を聴き比べる練習をするのが効果的です。前の音と比べ、高かったか低かったかなど、音の高低差を理解することでメロディを覚える感覚を養いましょう。

正しい音程が身についていない

全体的に音程がとれていないのか、部分的に音程がとれていないのかを、録音やカラオケの採点バーで確認し、苦手な部分のメロディを何度も聞いて習得すると効果的です。

ながら聞きではなく、しっかりと覚えるえるために集中して聞き込むのが近道です。また、視覚的にメロディを覚えるタイプであれば、楽譜やカラオケの採点バーを見るとすんなり覚えられるという方もいるようです。

2. 音域が狭い「音域音痴」

高音部分が辛いなど、音域を広げる必要がある場合には、呼吸(ブレス)や喉の使い方がカギになるといわれています。喉や身体に不要な力が入ってしまうと、音程が狭くなってしまうだけでなく、発声に過剰な負担がかかってしまいます。

吐く息の調整や喉の負担の軽減には腹式呼吸(息を吸ったときにお腹を膨らませ、吐いた時にお腹をへこませる)が有効です。腹式呼吸をマスターするには、「ハッハッハッハ」と犬の呼吸のように短い息を吐くことで横隔膜を鍛える「ドッグブレス」というトレーニング方法があるようです。

高音域を広げるためには、全体のキーを少しずつ上げるトレーニングが効果的です。出ない音だけを狙って練習するのでは喉を痛める原因にもなってしまいます。

腹式呼吸と音域を広げる発声練習に適した「犬のおなか」や「あくび」という曲があります。

音楽の授業で唄ったことがある方もいるかもしれません。

お腹に力が入っているかを手で触りながら確認しつつ、ぜひ歌ってみてください。

3. リズムがとれない「リズム音痴」

リズム音痴の原因は、楽曲の中でもリズムを刻む音(ドラムやベース)に耳が慣れていなかったり、テンポの変わり目に対応できずに置いてかれてしまったり、という点にあるようです。

リズム音痴は、リズムを上手にとれるようになることで克服が可能で、身体を動かして身体にリズムを覚えさせることが有効といわれています。

メトロノーム(スマホアプリでも可)に合わせて、手を叩いたり身体を動かすことが有効です。最初は60テンポから、慣れてきたら70、80……と徐々に早くしていくとよいでしょう。

YouTubeで「メトロノーム」で検索すると、テンポ別に「練習用テンポ」という動画が視聴できます。まずはテンポに合わせて手を叩いてみて、ズレることがないかを確認してみましょう。

メトロノームを活用するほか、リズムゲームでも鍛えられます。最近では無料のアプリがたくさんありますので、「メトロノームに合わせて手を叩くだけでは味気ないな……」という方は遊びながら学ぶとよさそうです。あまりむずかしくないラップの曲にチャレンジするのも、リズム感を鍛えるのに役立ちます。

4. 声に表情がない「表現音痴」

音程や音域、リズムに問題がなくても、退屈な歌声に聞こえてしまうのが「表現音痴」です。

たとえば、Aメロはおだやかに、Bメロはやや強く、サビで力強く、といった曲の流れに歌い方が一致していないと、聞いている方はどうしても乗り切れません。原曲を聞くときに、声の強弱や抑揚に集中して聞いてみると、新たな発見があるはずです。

カラオケの採点などで見たことがあるとおり、ビブラート、しゃくり、こぶし、フォールといったテクニックによって、歌声に表情をつける方法もあります。プロやハイレベルな素人のようにはなかなかいきませんが、このようなテクニックを意識しながら唄うことも、「表現音痴」から抜け出すのに有効です。

特にビブラートには、2で説明した「腹式呼吸」が不可欠です。はじめはゆっくりと、お腹に力を入れると声が揺れることを意識しながら練習しましょう。慣れてくると、小刻みにお腹に力を入れられるようになり、声も連動して震わせることができます。

以前、カラオケで自分の歌をスマホ録音。聞き直し練習で、圧倒的に歌が上達するコツ という記事で説明したとおり、自分の声に似た歌手の曲を身につけたり、好きな歌手の曲をモノマネして唄ってみたりするのも、強弱や抑揚のある唄い方をつかむきっかけになるでしょう。

練習の様子を録音する

どの課題についても、練習を重ねる中で達成感を味わうことが長続きのコツです。できれば、練習中の歌声や、練習後に同じ歌を唄った様子を録音してみるとよいでしょう。

続けていく中で、過去の歌声と聴き比べたときに成長を感じられるため、さらなる向上心が芽生えます。

iPhoneやAndroidの標準アプリで録音してもよいのですが、音声データが増えてくると管理がちょっと面倒になりますよね。せっかく録音した音声も「いつ、何という曲を録音したんだっけ……」という状態になってしまい、聞き返すのが面倒になってしまってはもったいありません。

そこでおすすめなのが、iOSやAndroidで利用できる無料の録音アプリ「Voistandです。

Voistandでは、音声データがカレンダー形式で表示され、話者タグ付けもできるため、音声データの管理や検索がしやすくなります。

過去記事Google カレンダーと連携して録音! 音声データが探しやすい「Voistand」がおすすめ

さらに、AIによる文字起こし機能もあるため、クリアに発声できているかを目視で確認できます。

歌声を録音する際は、ぜひ使ってみてください。

iOS版(App Store) https://apps.apple.com/jp/app/id1544230010#?platform=iphone
Android版(Google Play Store) https://play.google.com/store/apps/details?id=com.voistand.app

まとめ

いかがだったでしょうか?

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されましたが、第7波も懸念される中、まだまだ多人数で集まりにくい状況が続くかもしれません。

歌を唄うのが苦手な方は、この機会にコツコツと歌のトレーニングをすることで、いつか友だちとカラオケに行ったときに「あれ? 上手になったんじゃない?」と褒められるかもしれません。

ぜひ、お試しください。

参考

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