気分障害のひとつ。深い憂うつや抑うつ、意欲や興味の減退、悲しみや不安の持続などの精神的な症状や、不眠、食欲低下、倦怠などの身体的な症状が現れる病気のこと。
脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)の減少により、気分や感情をうまく調節できなくなることが原因とされる。したがって、抗うつ剤や抗うつ薬と呼ばれる治療薬には、症状に合わせて神経伝達物質を補う成分が処方されている。
なお、気分障害は「うつ病性障害」と「双極性障害(躁うつ病)」に大別される。うつ病は前者の中の「大うつ病性障害(単極型うつ病)」を指す。