Androidのスマートフォンが対応している「鼻歌検索(Hum to Search)」に、iOS(iPhone/iPad)のGoogle アプリが対応しました。Androidが2020年10月に対応して以来、いつかいつかと待ち望んでいましたが、やっとサポートされました。
鼻歌検索は、一部のメロディーしか知らないうろ覚えの曲を調べるのにとても便利。個人的な体感では、かなりの精度で曲を特定してくれます。
それでは、iOSのGoogle アプリで鼻歌検索をする方法を解説します。
Google アプリ(iPhone版)
https://apps.apple.com/jp/app/id284815942
まだお使いでない方は、上記リンクからダウンロードしてください。
iOS(iPhone/iPad)で「鼻歌検索」をする方法
- iPhoneやiPadでGoogle アプリを開く
- 検索バーでマイクアイコンをタップする
- 「この曲なに?」と尋ねるか、画面下の[曲を検索] をタップする
- iPhoneやiPadに向かって鼻歌を歌う(ハミングをする)
(曲を再生する、口笛を吹く、歌うなどでも検索可能) - Googleが曲の候補を表示する
- いずれかを選択して検索結果ページを表示し、曲やビデオを視聴したり、歌詞を確認したりできる
なお、お店で買い物をしたり、ランチを食べたりしているときに、「いま流れている曲は、何という曲名だろう?」と気になったときは、標準の音声アシスタント「Siri」や、別途「Shazam」というアプリを使って曲名検索ができます。詳しくは、過去記事 iPhoneで曲名検索をする方法。ShazamがなくてもSiriだけで音楽を検索できる! をご覧ください。
参考:Androidで「鼻歌検索」をする方法
Androidは、標準の音声アシスタント(OK Google)が鼻歌検索に対応しています。
また、iOSと同様、Google アプリからも鼻歌検索ができます。
さらに、Googleのスマートフォン「Pixel」の2以降には、近くで流れている曲に関する通知を、ロック画面に自動的に表示する機能があります。
詳しくは、以下の公式ヘルプをご覧ください。
参考:Google アシスタント ヘルプ「近くで流れている曲について調べる」
まとめ
Googleの鼻歌検索の精度が高い理由は、既存の方法とは異なり、中間表現を生成せずに、ユーザーの鼻歌とオリジナルの音源の両方を機械学習モデルが数列に変換し、照合しているから、とのこと。これにより、参照できるデータベースの量がはるかに多くなり、高い精度の検索が可能になっているそうです。
開発の裏側については、以下の記事をご覧ください。
参考:PC Watch「Google鼻歌検索が高精度な理由。音源を逆に鼻歌化して抽出・照合」
参考:GIZMODE「今さらかと思いきや…歌詞が思い出せなくても大丈夫。Google本気の『鼻歌検索』への執念」
それでは、みなさんもぜひ「鼻歌検索」を試してみてください。