特定の個人を識別できる情報のこと。
日本の個人情報保護法では、生存する個人に関する(つまり、故人を含まない)情報であって、「当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)」および「個人識別符号が含まれるもの」が該当するとされる(個人情報保護法第2条)。
条文で触れられているもののほか、住所、勤務先、マイナンバー、パスポート(旅券)番号、運転免許証番号、住民票コード、基礎年金番号、保険証番号、クレジットカード番号、メールアドレスなども個人情報に該当すると考えられる。
また、個人識別符号としては、指紋データや顔認識データ、虹彩、声紋、DNAのような個人の身体的特徴を変換した文字、番号、記号などや、端末ID、サービスのアカウントIDのような個人に割り当てられた文字、番号、記号などが挙げられる。