定期的に(または、ある程度の頻度で)、上司と部下が1対1で行う対話やその機会のこと。1on1面談とも呼ばれる。
アメリカのシリコンバレーが発祥とされ、社員の人材育成やモチベーションの維持管理に効果的な手法といわれる。日本でも大手企業を中心に導入するところが増えている。
従来、日本では、お酒の席などが上司と部下が本音で語る場とされてきた(いわゆる「飲みニケーション」)。しかし、働き方や働く人のマインドの変化でそのような機会が大幅に減った現在、相互の意思疎通をはかる方法に苦慮していることが注目の背景にある。
人材育成やモチベーション維持といったメリットがある一方、上司と部下の両方の負担が大きい、継続的に実施しないと効果が出ない、具体的な効果が見えにくい、といったデメリットがある。
また、1対1で行われるため、圧迫的な会話になったり、プライベートな話に立ち入ったりする可能性がある。このことが、職場でのパワハラやセクハラのリスクにつながるという懸念もある。