4月から新社会人になる方。
これまでは日常的に「録音」をする機会はなかったと思います。
社会人になると、会議の議事録づくり、オウンドメディアの記事作成、展示会のレポート作成などの役割を担うことがあるはずです。もちろん入社してすぐではなく、仕事に慣れてしばらくたってからだと思いますが、とにかく「何かを文章としてまとめる」「他人が読んで理解できる文章を書く」という機会が格段に増えます。
その場でしっかりとメモをとることも大切。さらに、ボイスレコーダーで録音することをクセづけておくと、聞き逃した部分や正確を期したい部分を聞き直せるので安心です。
ICレコーダーとスマホアプリでは、どちらがよい?
会話の録音にあたって、以前は「ICレコーダー」という専用のデバイスを使うのが一般的でした。しかし、
- 持ち歩きを忘れる可能性がある
- パソコンでのデータ抽出が面倒
- 電池切れのリスクがある
といったデメリットがあるため、常に持ち歩いているスマートフォン(スマホ)のアプリで録音するスタイルが広がっています。
筆者自身も、スマホアプリで録音するようになってから、ICレコーダーはまったくといってよいほど使わなくなりました。なお、ICレコーダーとスマホアプリの特徴については、以下の過去記事をお読みください。
過去記事:音声の録音に適しているのは、スマートフォン? それとも、ICレコーダー?
Voista Media編集部も開発に関わるスマホ向けAI録音アプリ「Voistand」には、
- 音声データのカレンダー管理
- 自動文字起こし
- バックグラウンド録音
- クラウド保存
- 話者タグ付け
- AIによる話者認識と話者人数の推定
- 既存の音声データのインポート
といった機能があり、無償版のFree(1GB)と有償版のStandard(5GB以上)のプランがあります。
まずは無償版でまったくかまいません。
以下のリンクからダウンロードをして使ってみてくださいね。
iOS版(App Store) | https://apps.apple.com/jp/app/id1544230010#?platform=iphone |
Android版(Google Play Store) | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.voistand.app |
社会人がスマホの録音アプリを使いたい4つのケース
社会人がスマホの録音アプリを活用するケースとして、たとえば以下の4つがあります。
1. 会議の議事録づくり
会議では議事録を作成するケースが多いはず。先輩社員と同行したときや、部署内の定例会議などで、議事録の作成を頼まれる機会が増えます。すでに述べたとおり、聞き逃した部分や正確を期したい部分を聞き直すために、スマホアプリで録音しておくとよいでしょう。
また、自分にも積極的な発言を求められる会議では、議事録用のメモをとることに集中できません。つまり、録音データを頼りに議事録を作成することになりますので、スマホアプリでの録音が必須です。
議事録づくりや上手な録音の仕方については、以下の過去記事を参考にしてみてください。
過去記事:新社会人は必見! 議事録を素早く確実に仕上げるために、ボイスレコーダーを活用しよう
過去記事:打ち合わせや会議で、スマホのボイスレコーダーで上手に録音するコツ
2. オウンドメディアの記事作成
近年、オウンドメディアを運営する企業が増えています。社員が中心になって記事を投稿するメディアも多く、自分も執筆者として加わるケースがあります。
通常の記事であれば「録音」とは関係がありませんが、インタビュー記事や対談記事、つまり、人の会話を中心に構成する記事であれば、スマホアプリでの録音が必須となります。オウンドメディアに限らず、コーポレートサイトやプロダクト・サービスサイトの社員インタビュー、顧客インタビューといった会話型ページの作成を求められることもあり、同様に録音が必須です。
インタビュー記事や対談記事の執筆方法については、以下の過去記事で詳しく解説しています。
過去記事:インタビュー記事や対談記事はこう書く! プロのライターが会話型の記事執筆のポイントを伝授
3. 展示会などのレポート作成
展示会とは、企業出展者が自分たちの製品やサービスを出展し、新たな顧客との接点を得るためのイベントです。
展示会のレポート作成を頼まれた場合は、展示会の概要、会場の雰囲気、来場者の様子などはもちろん、設営スタッフやブースに来た方へのインタビューを内容として盛り込むケースがあり、当然、録音が必要です。
4. パワハラ・セクハラなどの記録
そのような機会はあってほしくないのですが、現実問題として、職場で自分がパワハラやセクハラの被害者になることが、可能性としてありえます。
たとえば先輩社員や上司からハラスメントを受ける状態が続いている場合、いつ、どのような言動を受けたのかを記録しておくことが大切です。また、スマホアプリで会話などを録音し、証拠として残しておくことが、自分を守るために必要となるケースもあるのです。
詳しくは、以下の過去記事で理解を深めてください。
過去記事:パワハラ防止法で何がどう変わる? 働く人の尊厳や就労環境を守る手立てとなるのか
過去記事:パワハラにはボイスレコーダーを盾に対抗。経験者がパワハラの証拠集めに有効な録音方法を教えます
まとめ
以上、社会人のボイスレコーダー活用について、簡単にご紹介しました。
スマホの録音アプリは、上記のほかにも「音声メモ」「研修やセミナーの記録」「語学学習」「楽器・歌の練習」など、さまざまな用途に使えます。仕事から趣味まで、ぜひ幅広く活用してください。
あなたが職場で生き生きと働けるよう、応援しています。